どうも。誰も見ていないと思うんだけど。でも消します。憂鬱です。毎日が憂鬱です。お父さんに会いたいです。でももう、会えないんだけれど。不思議なことに父が生きている時に父に会いたいと思ったことは一度もありません。自分でも可笑しいぐらいにです。全くありません。父もきっとそうだったのではないかな。私に会いたいと素直に思ったことなど微塵もないと思います。親戚はお父さんは君に会いたいと言っていましたと話していたんだと教えてくれましたが多分嘘です。口から出まかせでしょう。保身のために嘘をつく父の性格でしたからその発言もおそらくはその時の父の精いっぱいの良心に見せかけたポーズです。でも今少し違います。これはおそらく私だけの感情でないのはハッキリとわかります。父の感情が父が亡くなってから入ってくるようになりました。これは身近な人が亡くなった人、誰しもが経験することだと思いますが。亡くなった人の思いは肉体を捨てて自由になったので思いも生きている時よりも直に私たちに届きやすいのです。父の思いも私に届いています。父の未練と言えばいいのか。生きている時に父は頑固者だったのでしょう。私は父の性格を知りませんがおそらく相当頑固で頭を下げないタイプでした。人に謝りたくない。自分の非を認めない人でした。私にもそういうフシがあります。そんな生前は人に負けたくないと言い張っていた父ですが亡くなってからは見ている人がいない分少し素直になれたのでしょうね。私に会いたいと言っています。私は毎日毎日それを感じています。そして勿論、私も父に物凄く会いたいのです。これが不思議で不思議で仕方がないのです。私は寂しいと思ったこともなければ父の記憶を抹殺しながら何事もなかったかのように生きてまいりました。幼心に抹殺したのです。そうしなければ生きていけなかったからです。でも父が亡くなったことによって何かの制御装置が作動したのだと思います。私は初めての感情が沸きました。父に会いたいのです。父に物凄く会いたいのです。