私の人生って一体何だったんだろうと思う。同じく父の人生も一体何だったんだろうと思う。ていうか何の罰なのかなと思う。おかしいでしょ。なんで親子なのに二十年以上も会えなかったのか。不思議でならない。事情があるにしてもおかしくないですか。なんなんだろう。会いたかったですよ、お父さんに。だけど生きている時に連絡来ても会いに行ってないと思う。私も。お父さんも拒否してくるかもしれないし。お父さんも会いに来なかったし、私も会いに行かなかった。ほんとはお父さんのことなんか考えたこともない。考えてもわからないもん。初めからいないんだから。お父さんも新しい嫁と子供のことで頭いっぱいだったろう。新しい嫁と新しい子供か。ほんとうに笑える。妻子捨てて新しい嫁と子供か(笑)良い御身分だなと思うね、それで本当に心から笑えてたかどうかは、私は知らない。ただ一つだけ言えるのは私は父がいなくなってからほんとにほんとうの意味で心の底から、心から笑ったことは今まで一度もない。ほんとうにない。父が亡くなってから初めて父のことを意識するようになってから気づいたことだけど父がいないから笑わなかったんだろうと思う。父がいればきっともっと楽しかったかもしれない。世の中のお父さんとお母さんはもっともっと子供の気持ちを尊重するべきだと思う。父も男で母も女だと言うのならば父の役割そして母の役割をしっかりと果たしてからその臭いセリフを言うべきだ。そんな世迷言は要らない。そんな綺麗事は要らない。子供を持った時点であなた一人の人生ではもうすでになくなっているのにそれがわからなくて男と女に走る馬鹿な大人共が多い。そんな時に一瞬立ち止まって子供の目を見つめ直してもらいたい。見つめ直せばいい。子供の目を真っ直ぐに見れるか。見れないのならばやましいことがあるのだろう。お父さんに捨てられること。ほんとうに子供にとって重いことだし深い意味があると思います。父親なんていらない、そう言う人もいるかもしれないけどそうじゃないと思う。ほんとうの父の愛を知らないだけだ。父親の愛は深く何物にも代えがたく変わりはきかない。代用もきかない。